橋梁等における低VOC塗装の塗膜性能追跡調査について

 建築物などの屋外塗装に伴うVOC排出量は、都内VOC排出量の大きな割合を占めています。

 このため、東京都ではVOC発生量の少ない塗装方法を掲載した「VOC対策ガイド(屋外塗装編)」の発行や、塗膜性能の追跡調査結果の公表、VOC対策セミナーの開催により、低VOC塗装の普及に努めています。

 ここでは、低VOC塗装を行った都内の橋梁等において、塗膜性能の追跡調査を行った結果を紹介します。

橋梁における低VOC塗膜性能追跡調査

調査概要

 低VOC塗装を実施した橋梁において、塗膜の光沢、膨れ、さび等の経年劣化状況を調査しています。

(1) 調査対象

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※1 従来施工との比較により算出。

※2 新宿区では、相生橋、宮田橋等の7か所の橋梁においてオール水性塗装を実施するなど、積極的に低VOC塗装を採用している。

(2) 調査内容及び調査方法

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最新の調査結果

(1)胡桃橋

 調査開始9年目となり、割れやはがれが見られますが、塗膜性能は従来の塗装と遜色ありません。

(2)ごみ坂歩道橋

 調査開始6年目の結果は、従来の塗装方法に劣らず、良好な状態です。

詳細結果(H26)はこちら

低VOC塗装パネル試験

 臨海部において、様々な低VOC塗装仕様による試験パネル(鋼板)を設置し、塗膜の劣化等の経年調査をしています。

調査内容

(1)設置試験パネル

・材質: サンドブラスト鋼板

・設置枚数: 240枚 (内訳: 橋梁・屋根遮熱、塗り替え・新設、溶剤系・水系等の20塗装系×6社×2枚)

・パネル提供: 一般社団法人日本塗料工業会 (株式会社トウペ、関西ペイント株式会社、神東塗料株式会社、大日本塗料株式会社、日本ペイント株式会社、中国塗料株式会社)

(2)塗装系

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※備考

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 (2)試験パネル暴露架台

・設置個所: 東京都廃棄物埋立処分場 第三排水処理場(江東区青海三番地先)

・パネル設置条件: ①角度 南面(海側)、垂直、②設置高さ 地面より1.5m

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(3)調査項目

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最新の調査結果

・橋梁塗装系: 調査4年目では、既往の溶剤系塗料、水性塗料、低溶剤形塗料の間で大きな差は見られていません。

・屋根遮熱塗装系: 調査4年目では、既往の溶剤系塗料、水性塗料、低溶剤形塗料の間で大きな差は見られていません。 

 

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