VOC排出量削減対策の必要性


首都圏における光化学オキシダントの現状


高濃度の光化学オキシダントが出現した日(光化学スモッグ注意報発令レベルの0.12ppm以上となった日)は、2000年以降、急激に増加する傾向にあります。

 

 

光化学オキシダント濃度は、関東1都6県の広範囲で、高濃度化しています。

地図上の○は、一般環境大気測定局の位置

1980年に光化学オキシダントが高濃度となった日の14時におけるオキシダント濃度平均値 2000年に光化学オキシダントが高濃度となった日の14時におけるオキシダント濃度平均値
 

光化学オキシダントの 急激な生成に関わるVOC


最近の高濃度オキシダントの増加は、日射量などの気象条件の影響のほか、窒素酸化(NOx)濃度に対して非メタン炭化水素(NMHC)の濃度の比率が相対的に高くなっていることが原因の一つと考えられています。

東京都の「光化学オキシダント対策検討会」報告より

 

 
高濃度の光化学オキシダントの出現日数を効果的に縮小するためには、窒素酸化物濃度の低下に加え、非メタン炭化水素の濃度を窒素酸化物の低下率以上に低減させることが必要です。

非メタン炭化水素とは、炭素と水素からなる有機化合物(炭化水素)のうちメタンを除くものの総称で、揮発性有機化合物(VOC)の中の一グループです。

非メタン炭化水素とVOCの関係の模式図

 

東京都におけるVOC発生の現状


VOCの発生源は、移動発生源(自動車・船舶・飛行機など)、燃焼系固定発生源(発電所・清掃工場・ビルのボイラーなど)、蒸発系固定発生源(工場での生産工程や塗装など)に分類されます。

蒸発系固定発生源としては、屋外塗装、工場塗装、印刷、クリーニング、給油、金属表面処理(めっきの前処理など)などからVOCが多く排出されています。

平成12年度から平成17年度までの間に蒸発系固定発生源からの排出量は13%削減されましたが、より一層の削減が求められています。

 

 

 

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