環境基本計画2016知事挨拶

世界一の環境先進都市を実現する


我々人類は、産業革命以降、多くの国で経済成長を目標に掲げ、物質的・経済的豊かさを追求してきました。その結果、世界は今、温暖化に伴う異常気象をはじめ、大気・水の汚染や廃棄物の問題など、環境面で大きなリスクに直面しています。

こうした環境問題の解決を図り、持続的に発展・成長する世界を目指すには、世界人口の半数以上が集中すると言われる、都市が大きな役割を果たす必要があります。とりわけ北欧一国に相当するエネルギーを消費する大都市・東京には、国や世界を先導する取組を推進し、多様化する環境課題に道筋をつけていく責任があります。

都は、高度経済成長の時代から、大気や水の汚染など公害問題に取り組んできました。近年では、国に先駆けて実施したディーゼル車規制などが効果を上げ、東京の大気環境は劇的に改善しています。気候変動対策として2010年に導入した都市型キャップ・アンド・トレード制度は、東京の省エネルギーを大きく前進させています。さらには、世界的にも注目が高まっている水素エネルギーの普及拡大に全力を挙げております。都市として成熟する過程で、物質的豊かさだけでなく真の豊かさを目指し、こうした政策を更に進めてまいります。

昨年末には、気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において、2020年以降の気候変動対策の新たな国際的枠組「パリ協定」が採択されました。今世紀後半には温室効果ガスの実質的な排出をゼロとする目標の達成を目指し、世界の動きは活発化しつつあります。東京は、海外諸都市のモデルともなる取組を一層加速させ、世界をリードしていく決意であります。

2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピック競技大会とその先を見据え、東京で暮らし、働き、そして、訪れる誰もが快適に過ごすことのできる質の高い都市空間を創出し、将来にわたって存続・発展する「世界一の環境先進都市・東京」を目指します。

新たに策定した「東京都環境基本計画」では、そのための政策の目標や方向を示しています。今後、この計画に基づき、スマートエネルギー都市の実現、持続可能な資源利用、生物多様性の保全、快適な大気環境の確保などを目指し、環境施策を総合的に展開してまいります。

都民・事業者の皆様、区市町村、NGO/NPO等と手を携えて、環境負荷の少ない持続的に発展する都市・東京をつくりあげたいと思います。

2016(平成28)年3月 東京都知事 舛添要一

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