平成10年度 都内大気中のダイオキシン類の調査結果

平成11年 6月 9日


東京都内大気中のダイオキシン類調査結果
(平成10年度)

都は、平成8年度から、東京都内の一般環境大気中におけるダイオキシン類の濃度を把握することを目的に、 調査を実施してきました。このたび、平成10年度の調査結果がまとまりましたので、お知らせします。
10年度は、ダイオキシン類の調査回数を年4回に、調査地点を20地点に拡充するとともに、あらたにコプラナPCBの調査を実施しました。

① 10年度のダイオキシン類の調査地点(20地点)における年平均値は、全ての地点で環境庁が定めている「大気環境指針」(年平均値 0.8pg−TEQ /立方メートル)を下回った。 
② 9年度から継続調査している9地点における年平均値は、全地点で9年度の値を下回った。
③ コプラナPCBの値は、環境庁が平成9年度に調査した結果と同程度であった。

1 ダイオキシン類

(1) 調査の概要

ア 調査時期
① 春季:平成10年 6月16日(火)、17日(水)
② 夏季:平成10年 8月25日(火)、26日(水)
③ 秋季:平成10年11月10日(火)、11日(水)
④ 冬季:平成11年 2月 2日(火)、 3日(水)   それぞれ24時間連続採取
イ 調査地点
バックグラウンド1地点(西多摩郡檜原)を含む20地点(別図参照)
ウ 調査対象物質
ダイオキシン類:2,3,7,8 - 四塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン等29種類
エ 採取方法及び分析方法
「有害大気汚染物質測定方法マニュアル(環境庁大気規制課)(平成9年10月)」に
準拠した。

(2) 調査結果
10年度の調査結果を、2,3,7,8 - 四塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシンの毒性等量に換算
した濃度で示すと、表−1のとおりであった。
ア ダイオキシン類の評価は、測定地点ごとに年平均値と「大気環境指針」(年平均値
0.8pg-TEQ /立方メートル)とを比較して行うことになっている。10年度の調査結果では、
全地点での年平均値は「大気環境指針」を下回った(図−1)。
参考:9年度は年2回の調査結果であるが、9地点中3地点で超えていた。
イ 9年度(年2回)と10年度(年4回)とでは、調査回数に違いがあるが、9年度から継続
調査している9地点の10年度の年平均値をみると、9年度の値より全地点で低かった。
ウ バックグラウンド地点の檜原を除く19地点の年平均値は、0.36pg-TEQ/立方メートル
であった。
年平均値が一番低いのは、目黒区碑文谷の0.21pg-TEQ/立方メートルで、一番高いの
は清瀬市下宿の0.71pg-TEQ/立方メートルであった。

2 コプラナPCB

(1) 調査の概要 
ア 調査時期
① 夏季:平成10年 8月25日(火)、26日(水)
② 冬季:平成11年 2月 2日(火)、 3日(水)  それぞれ24時間連続採取
イ 調査地点
平成9年度にダイオキシン類を調査した10地点(別図参照
ウ 調査対象物質
コプラナPCB 12種類
エ 採取方法及び分析方法
「有害大気汚染物質測定方法マニュアル(環境庁大気規制課)(平成9年10月)」に
準拠した。

(2) 調査結果  
10年度の調査結果を、2,3,7,8 - 四塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシンの毒性等量に換算
した濃度で示すと、表−2のとおりであった。
ア バックグラウンド地点の檜原を除く9地点の年平均値は、0.014pg-TEQ/立方メートル
であった。
年平均値が一番低いのは江戸川区春江町の0.0074pg-TEQ/立方メートルで、一番高い
のは福生市本町の0.023pg-TEQ/立方メートルであった。
イ 今回得られた値は、環境庁が平成9年度に調査した結果と同程度であった。
ウ 同一日、同一地点で調査した9地点のダイオキシン類とコプラナPCBの合計に対する
コプラナPCBの比率は、3.7 〜10%(平均 6.2%)の範囲であった(図−2)

注:ダイオキシン類には「大気環境指針」が定められているが、コプラナPCBには定めら
れていない。

3 今後の対応 
① 平成11年度は、コプラナPCBも含め年4回、都内20地点で調査を行う。
② 広域的な汚染状況を把握するために、前年度に引き続き区市町村及び隣接県市と調査
日程等の調整を行うなど連携を強めていく。


 

問い合わせ先 東京都環境局環境評価部広域監視課 電話 03−5388−3580

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