野鳥に関する鳥インフルエンザ情報

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都内及びその周辺での野鳥における鳥インフルエンザに関する情報(令和4年シーズン)

都民のみなさまへ

鳥インフルエンザは、家きんに対する疾病の名称です。特にニワトリに対して強い病原性を持つものを「高病原性鳥インフルエンザ」と言います。

鳥インフルエンザウイルスが野鳥から人へ感染した事例は知られておらず、感染した家きんに直接接触し、ウイルスを含む糞便等を吸引するなどの特殊な場合を除いて、通常人に感染することはないと考えられています。万一、野鳥に触れたり、糞に触ったりした場合でも、しっかりと手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。

 

鳥インフルエンザについて、詳しく知りたい方は下記サイトをご参照ください。
高病原性鳥インフルエンザに関する情報(環境省のホームページ)(外部サイト)
高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)への対応(東京都産業労働局のホームページ)(外部サイト)
鳥インフルエンザ(東京都感染症情報センターのホームページ)(外部サイト)

Q&A質問一覧

Q1

鳥インフルエンザとは?

A1

野鳥においては、特にカモ類等の水鳥は様々な型のA型インフルエンザウイルスを保有していますが、そのほとんどは病原性のないウイルスです。しかし、一部の型のウイルス(H5又はH7亜型)が家きんに伝播して感染を繰り返すうちに、高病原性鳥インフルエンザウイルスに変異すると考えられています。

鳥インフルエンザウイルスの拡大には、渡り鳥の移動が関与していると考えられています。国内での発生においても、10月から5月の間の発生であること、発生のたび新しいウイルスが確認されていることから、渡り鳥により国外から導入されたものと考えられています。

通常人に感染することはないと考えられています。ただし、家きんの解体・食肉処理、高病原性鳥インフルエンザ発生時の家きんの殺処分・消毒・検査等従事者など、感染した家きんに直接接触し、ウイルスを含む糞便等を吸引する可能性のある場合は、感染するリスクが高くなると考えられています。

なお、飛んでいる鳥はもとより、野鳥と接触した人が感染した事例はなく、野鳥との接触が特別危険であるということはありません。

Q2

野鳥の死骸を発見したが、どうしたらよいか?

A2

野鳥の死因には、冬から春先にかけての寒さや餌不足、天敵の襲撃やバードストライクなど、鳥インフルエンザ以外にも様々な要因があり、珍しいことではありません。基本的には、それぞれお住まいの区市町村(詳しくは役所の清掃担当部署か清掃事務所)に処分方法をご相談ください。

Q3

野鳥の死骸から、人が鳥インフルエンザに感染することはあるか。

A3

野鳥インフルエンザは様々な鳥に感染するといわれていますが、野鳥と接触した人の感染は確認されていません。海外における人への感染事例は、ほとんどが家きんやその排泄物、死骸、臓器等に濃厚接触があったとされており、国内において人への感染事例はありません。

この病気にかかった鳥と接触して、羽や粉末状になった糞を吸い込んだり、糞や内臓に触れた手を介して、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれに感染することがあります。このため、野鳥の死骸から直ちに鳥インフルエンザに感染する可能性は極めて低いと考えられます。

Q4

庭先にハトや野鳥がよく来る。家の近くにカラスのねぐらがある。鳥インフルエンザが心配だ。

A4

鳥インフルエンザは様々な鳥に感染するといわれていますが、野鳥と接触した人の感染は確認されていません。海外における人への感染事例は、ほとんどが家きんやその排泄物、死骸、臓器等に濃厚接触があったとされており、国内において人への感染事例はありません。野鳥がいるからといって直ちに鳥インフルエンザに感染する可能性は極めて低いと考えられます。過度に心配する必要はありません。

Q5

野鳥の糞から、人が鳥インフルエンザに感染するのではないか。

A5

鳥インフルエンザは様々な鳥に感染するといわれていますが、野鳥と接触した人の感染は確認されていません。この病気にかかった鳥と接触して、羽や粉末状になった糞を吸い込んだり、糞や内臓に触れた手を介して、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれに感染することがあります。このため、野鳥の糞から直ちに鳥インフルエンザに感染する可能性は極めて低いと考えられます。それでも不安な方は、糞を避けて歩いていただくか、万が一踏んだ場合には靴底をアルコールなどで消毒されるとよいでしょう。

Q6

最近、家の近くの野鳥が減った。鳥インフルエンザの影響で死んだのではないか?

A6

野鳥が減ったように感じたり、近くのねぐらから鳥がいなくなったからといって、直ちに鳥インフルエンザに感染したとはいえません。野生の鳥が餌や季節などの状況により移動することは珍しくありません。近くで野鳥の不審死や大量死などが確認されない限り心配する必要はないでしょう。

Q7

散歩中の犬が死んでいる野鳥を咥えてしまった。

A7

国内では鳥インフルエンザの犬への感染は確認されておりません。過度に心配する必要はありませんが、野鳥は鳥インフルエンザ以外にも細菌や寄生虫などを持っているので、食べさせないようにしてください。なお、野鳥を犬から取り上げる際には、一般的な感染予防という点から素手では触らないようにしてください。

Q8

畑に野鳥の糞が落ちている。収穫された野菜は食べても問題ないか?

A8

通常の洗浄等で十分であり、食べるにあたって特別な処理をする必要はないと考えられます。なお、ウイルスは70℃以上1秒の加熱で感染性が失われます。

野鳥に関する鳥インフルエンザについての窓口

窓口:平日9:00-17:00、電話:平日9:00-12:00、13:00-17:00
区部:東京都自然環境部計画課鳥獣保護管理担当 電話:03-5388-3505
多摩部:東京都多摩環境事務所自然環境課鳥獣保護管理担当 電話:042-521-2948

記事ID:021-001-20231206-008439