受賞作品の紹介
平成22年度 受賞作品の紹介
≫≫ 平成22年12月22日 表彰式が行われました ≪≪
平成22年12月22日、都庁において表彰式が行われ、環境局長による賞状と副賞の贈呈ならびに、選考委員会委員長の輿水先生(明治大学農学部教授)より受賞作品の講評が発表されました。
受賞作品の講評と概要紹介
■ 大 賞 モダ・ビエント杉並柿ノ木
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受賞者
講 評
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株式会社フィンチ
敷地内には樹齢百数十年というケヤキの大木が保存され、その存在感と自然環境が十分に生かされるよう、伸び伸びと枝を広げられる施設配置となっている。 建物外周の植栽は、従前からある既存樹木のほか郷土種に配慮された新規植栽が季節感や彩を加え、周辺の街並みと環境によく調和している。階段状に設けられたルーフバルコニーには各々屋上緑化が整備され、地域の緑とつながる一体感を生み出している。 コンクリート打ち放しのシンプルな外観や、窓や開口部を大きく取ったデザインにより、建物が存在を主張しすぎることなく緑を主役に据えた景観づくりに寄与している。 細部にも工夫が施され、居住者からも周囲からも高い緑視性が確保されることにより、集合住宅でありながら緑に囲まれた生活空間を実現している。 モダ・ビエント杉並柿ノ木の取組は、開発の際に屋敷林などの緑を残し、かつ生かす手法として大変良い事例となるものである。
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■ 部門賞 (大規模緑化部門) 赤坂タワーレジデンス トップ オブ ザ ヒル
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受賞者
講 評
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株式会社竹中工務店 株式会社サンウッド 東急不動産株式会社 森ビル株式会社 株式会社日建ハウジングシステム 赤坂タワーレジデンス トップ オブ ザ ヒル 管理組合
建物を寄せて広くオープンスペースをとり、都心にありながら落ち着いた緑と水のアメニティ空間を作り出している。 入り口車寄せ以外はすべて公開空地であるが、居住者のプライベートな空間とは視覚的に分かれるよう散策ルートや植栽配置が工夫されている。歩行者のアイレベルで視角に入る緑の量が多く、高層建物の圧迫感を感じることなく緑を楽しむことができる。 敷地内の高低差を生かした小松石の滝組や、現代の屋敷林を意識した雑木林風の植栽など、江戸時代に公家の屋敷があったという場所の歴史を連想させるよう景観に工夫が凝らされ、デザイン的にも優れている。 公開空地の地下部は既存建物の躯体を壊さずに生かして駐車場として活用しているところも評価されたポイントである。
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■ 部門賞 (既開発地の緑化部門) 住友商事竹橋ビル
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受賞者
講 評
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住友商事株式会社 株式会社日建設計 住友林業緑化株式会社
高速道路や建築物に囲まれた無機質な空きスペースであったところに、デザイン性の高い多様な植栽を整備し、緑による憩いの場を作りだすことに成功している。 地下駐車場の屋上となる庭は荷重制限に対応しながらも、中高木をまじえて110種類以上の樹種が配植され、四季を通じて彩り豊かな景観を創出している。 庭から続く軒下花壇、室内のインテリアガーデン、緑化ウォールと、ガラス越しに見通すことができ、視覚的なつながりによって、内外が一体化した広がりのある空間となっている。 皇居に近い立地条件もあり、花を訪れるハチなどの昆虫も数多く見られ、都市の生物多様性にも貢献している。 リノベーションを機会に、見過ごされがちである隙間的な部分を豊かな緑により一転して質の高い空間へと変身させたこの取組は、これからのまちづくりの良い先進事例である。
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■ 特別賞 赤坂サカス |
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受賞者
講 評
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株式会社東京放送ホールディングス 三井不動産株式会社 株式会社久米設計 TBS開発建設工事共同企業体 代表会社 株式会社大林組
密集した市街地の中にまちづくりの一環として整備された緑化が、広々としたオープンスペースと良好な景観をつくりだした。 地形を生かしたランドスケープは秀逸であり、街にとっても一名所として定着しつつある。 敷地を貫通するゆるやかな坂道の周辺にまとまった緑が配置されており、にぎやかな商業系のエリアと既存の住宅地に隣接する住居系のエリアの緩衝帯となり、来訪者が散策しながら緑を楽しむポイントにもなっている。 テーマであるサクラを中心に既存樹木を移植して極力残しており、地域になじむ景観づくりを目指す姿勢が感じられる。
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■ 特別賞 実践学園中学・高等学校 屋上庭園
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受賞者
講 評
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学校法人実践学園 有限会社緑花技研 株式会社日比谷アメニス
狭い屋上面積の中によく工夫して設計、施工されており、雑木林、農園、水田、ビオトープ、芝生広場などの多彩な自然環境が作り出されている。それぞれが生き物の生息空間としてもよく配慮され、建物が密集した場所での貴重なオアシスになっている。 また、農園での栽培や収穫のほか、堆肥作り、風力・太陽光発電や雨水を利用した水循環システム、地表面温度の計測など、日常的な管理や観察を通じて、様々な体験型環境学習の教材として緑が有効に活用されている。 屋上緑化施設とともに、この企画を発案し実現した教職員や施工者の熱意と実行力、さらに上手に利用・管理している生徒たちの活動も高く評価された。
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