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多摩地域

東京都には陸域の自然公園が8か所(国立:1 国定:1 都立:6)あります。 多摩地域に配置される都レンジャーの活動範囲は、これらの自然公園を中心とした地域です。多摩地域の都レンジャーの活動については、都レンジャーニュースを発行しています。


東京都にある陸域の自然公園

自然の特徴

活動範囲内には、秩父多摩甲斐国立公園をはじめ、明治の森高尾国定公園など、6か所の都立自然公園があります。
秩父多摩甲斐国立公園には1,000m台の山塊が連なり、最高所の雲取山は2,017mあります。全体的になだらかな山容で、スギやヒノキを中心とする人工林のほか、ブナなどの広葉樹に代表される天然林によって山腹が覆われています。ツキノワグマやニホンカモシカなどの大型哺乳類も生息しています。
高尾山は古くから山岳信仰の対象とされ、社寺林として保護されてきた美しい天然林が残っています。国有林も多く、スギやヒノキ、サワラといった針葉樹の植林が領域内で最も大きな面積を占めています。動物の種類も多く、ムササビや多くの野鳥が観察できます。

課題

高尾周辺は都心からの交通の便が良く、多くの観光客が訪れます。奥多摩も休日には多くのハイカーが訪れ、集団登山も頻繁に行われています。
しかし、過剰利用による植生破壊や、マウンテンバイクによる登山道走行など、自然保護の意識が低い利用者による自然破壊が進行しています。また、売買目的から悪意のないものまで含めて、希少植物の盗掘が横行しています。また、ニホンジカやニホンザルなどの野生動物による農作物や植林地への被害が拡大しています。シカが草や小さな木々までエサとすることで、一部では土砂崩れを起こすほど斜面が崩壊している箇所もあります。

高尾山の登山道

高尾山の山頂に続く稲荷山コース内には、写真のように裸地化によって樹根が露わになっている箇所があります。過剰利用によって登山道が広がってしまった結果です。以前は樹根上も通れるようになっていましたが、平成15年度に木柵を設置し、柵の右側を登山道にしました。高尾山の他のコースや、奥多摩の人気のある山でも、同じように登山道が広がって裸地化が発生している箇所があります。

お問い合わせ

このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。

活動範囲

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