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シンガポールのロードプライシング(ERP)

ページ番号:107-828-885

更新日:2018年2月9日

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。シンガポールのロードプライシング(ERP)情報(英語)(外部サイト)

シンガポールの都市概要

(1) 総面積 648.1平方キロメートル
*東京都の23区の総面積が616.2平方キロメートルなので、ほぼ同じぐらいの大きさになります。
(2) 人口 317万人

シンガポールの交通概要

(1) 道路総延長 3,101km
(2) 自動車保有台数 約692,800台(その内約5割が乗用車)
(3) 公共交通機関

  • バス3社、約3,600台の路線バスが運行しています。

MRT

  • 日本の地下鉄にあたる電車になります。
  • 現在は、南北線と東西線の2路線(83km、48駅)ですが、新しい路線の新設や延伸工事が進んでいます。1日の平均乗客数は約102万人。

LRT

  • MRTと周辺のニュータウンを結んでいます。
  • 現在は、1路線(全長7.8km、14駅)ですが、新しい路線の新設工事が進んでいます。
  • タクシー4社、約18,000台が運行しています(2000年末)。

ロードプライシング制度

(1) ロードプライシング導入の背景

  • 国土の狭いシンガポールでは道路の拡張には限界がある(現在、国土の12%を道路が占めている)ため、30年も前から各種の道路交通施策がとられていました。

(2) 制度の変遷

ア 入域許可証制度(ALS)

  • 都心部の混雑を緩和するため、商業中心地区(CBD)に制限区域(RZ)を定め、制限区域へ進入する車両から通行料を徴収するエリアライセンススキーム(ALS)を1975年より実施しました。
  • 当初は、朝の通勤車の抑制を目的として午前中のピーク時間帯のみで実施されていましたが、1989年以降は、渋滞を引き起こしている全ての車両の抑制を目的として夕方の混雑時、1994年以降は昼間においても実施されるようになりました。
 

1975年6月-1989年5月

1989年6月-1993年12月

1994年1月-1998年8月

制限区域

610ha→710ha

710ha→725ha

725ha

制限時間

7時30分−10時15分

7時30分−10時15分
16時30分−18時30分
7時30分−18時30分
土曜:7時30分−15時

料金

   右記以外10時15分−
16時30分
自家用車5332
社用車10664
タクシー2332
貨物車332
非路線バス332
二輪車110.7

(単位:シンガポールドル)

  • 制限区域に進入する場合は、ドライバーは事前に紙製の入域証(エリアライセンス)を購入し、フロントガラスに貼り付け、それを制限区域の入口(33ヶ所)で監視員がチェックする仕組みになっていました。

監視小屋
(監視小屋)

入域証
(入域証)

  • 入域証は1日券または1ヶ月券で購入することができ、監視員が見分けやすいように、車種別に形状を変え、月別に色分けされていました。
  • 入域証は、郵便局、自動車登録事務所、境界線付近に設けられた販売所などで購入することができました。

イ 道路通行料制度(RPS)

  • 入域許可証制度が市中心部の混雑緩和に効果を発揮したため、1995年から、シンガポールの高速道路のうち、特に混雑が問題となっていた3大高速道路においても、平日の午前7時30分〜9時30分の間、通行料を徴収することになりました。

*3大高速道路:
イーストコースト・パークウェイ〔ECP(East Coast Parkway)〕
セントラル高速道路〔CTE(Central Expressway)〕
パンアイランド高速道路〔PIE(Pan-Island Expressway)〕


ウ 道路料金自動徴収制度(ERP)

  • 入域許可証制度や道路通行料制度は市中心部の混雑緩和に一定の効果を発揮しましたが、渋滞地域の拡大や渋滞の程度に応じた課金徴収に対応できないこと、入域証の監視に人手とコストがかかり過ぎることなどから、1998年より料金自動徴収システムに移行しました。

道路料金自動徴収制度(ERP)

(ア)導入までの経緯

1989年:道路料金自動徴収制度(ERP)の検討開始
1993年:道路料金自動徴収制度(ERP)の試験開始
1997年:ERP用車載器の無料装着開始(9月〜1998年7月まで)
1998年4月:道路料金自動徴収制度(ERP)の導入

(イ)対象区域
  • 商業中心地区(CBD)の制限区域(RZ)
  • 3大高速道路 ECP、PIE、CTE
  • 制限区域(RZ)につながる幹線道路→ガントリー設置箇所44ヶ所(うち制限区域に28ヶ所)

対象区域

(ウ)対象車両
  • 乗用車、タクシー、貨物車、バス、二輪車
(エ)料金の徴収方法
  • 自動車に車載器を搭載し、ICカード式のキャッシュカードを差し込み、制限区域の入口に設置されたガントリー(架空式ゲート)を通過すると、カードから料金が自動的に差し引かれる仕組みになっています。

車載機:8車種6タイプ

  • カードは、銀行・郵便局・ガソリンスタンドなどで入手することができます。カードの残額が少なくなった場合は銀行のATMやスーパーに設置されている専用機で金額を追加することができます。

ICカード式のキャッシュカード(表)(表)

ICカード式のキャッシュカード(裏)

(裏)

  • カードは、ロードプライシングだけでなく、ガソリンスタンド・デパート・本屋・カード式公衆電話などでも使うことができます。
  • 車載器は、旅行者のように日常的に自動車を使用しない人のために、ガソリンスタンドなどでレンタルされています。デポジット制で、料金は150S$(約10,800円)です。
(オ)課金額
  • ERPの料金は、30分ごとに設定されており、料金体系も3ヶ月ごとに改定されます。
    1S$=約72円
    (平成13年5月現在)

〔ERP料金−平成13年4月の制限区域RZの場合〕

車種時間
7時30分
8時
8時
8時30分
8時30分
9時
9時
9時30分
9時30分
10時
乗用車$0.00$2.00$2.50$2.00$1.00
二輪車$0.00$1.00$1.25$1.00$0.50
小型貨物車$0.00$1.50$1.90$1.50$0.75
普通貨物車$0.00$2.25$2.85$2.25$1.15
大型貨物車$0.00$3.00$3.75$3.00$1.50
タクシー$0.00$2.00$2.50$2.00$1.00

車種時間
10時
12時
12時
12時30分
12時30分
17時30分
17時30分
18時
18時
18時30分
18時30分
19時
乗用車$0.00$0.50$1.00$1.50$2.00$1.00
二輪車$0.00$0.25$0.50$0.75$1.00$0.50
小型貨物車$0.00$0.40$0.75$1.15$1.50$0.75
普通貨物車$0.00$0.60$1.15$1.70$2.25$1.15
大型貨物車$0.00$0.75$1.50$2.25$3.00$1.50
タクシー$0.00$0.50$1.00$1.50$2.00$1.00
(カ)違反者への対応
  • 何らかの理由(キャッシュカードの残高不足など)で料金が徴収できなかった場合、ガントリーに設置してある監視カメラが通過車両の後方からナンバープレートを撮影、違反車両のデータをセンターに送信し、後日、罰金が請求される仕組みになっています。

ガントリー
(ガントリー)

ガントリー裏の監視カメラ
(ガントリー裏の監視カメラ)

罰金の額:
車載器の未搭載70S$(約5,040円)
カードの入れ忘れ10S$(約720円)

  • 請求に応じないと、1ヶ月後には出廷が求められ裁判となります。違反の大部分はカードの入れ忘れ等で、その場合には違反者から未納を申し立てる機関も設置されています。
(キ)ロードプライシングの実施効果
  • 市街地では、平日で終日20〜30km/hを維持しています。
  • 高速道路では、ラッシュアワーでも45〜60km/hを達成しています。

お問い合わせ

このページの担当は環境改善部 自動車環境課です。


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