東京都内湾では赤潮の発生が慢性化しており、特に夏場は赤潮状態が定常化しています。赤潮は海域への窒素・りんの流入による富栄養化により発生し、内湾で内部生産される二次汚濁物質として水質汚濁の原因となっています。
そこで環境局では、昭和47年度(1972年度)から「水質測定計画に基づく水質測定調査(測定調査)」を実施して東京都内湾の水質の把握に努めています。さらに昭和52年度(1977年度)からは、その補足として、東京湾内湾の「赤潮調査」や「水生生物調査」を実施しています。「赤潮調査」と「水生生物調査」は、平成16年度より、「東京湾調査」として統合され、赤潮と水生生物について隔年で交互に調査を行っています。
ここでは、平成15年度からの詳細なプランクトン調査、生物調査などの結果と、調査時の現場の状況(概観等)を元にした東京湾内湾の赤潮発生状況について掲載します。
夏の東京湾(赤潮発生中)

冬の東京湾(赤潮発生は少ない)


夏期は恒常的に赤潮が発生し、その発生状況には改善が見られません。

昭和40年代から50年代にかけて改善した後は、長期的な横ばい傾向が続いています。
東京湾の水質は少しずつ改善していますが、依然として夏場には赤潮が発生し、貧酸素水塊が生じるなど、生物の生息環境としては依然として好ましい状態とは言えません。
《問い合わせ先》
東京都環境局自然環境部水環境課東京湾係 電話03-5388-3459