49 八王子滝山里山保全地域

指定データ

指定年月日 平成25年3月22日
位置 八王子市の北東部に位置する滝山町、梅坪町地域
面積 38,755平方メートル

滝山の全景写真
滝山の川写真 滝山の森写真

自然の概要

丘陵地の谷戸地形に、湿地、草地、雑木林、自然林など多様な自然が組み合わさった里山の環境が残る地域で、動物ではキツネやゲンジボタルなどが生息し、植物では、キンラン、キツネノカミソリなど約400種が確認されている。

自然の保護と回復

多様な自然環境を保全し、地域の原風景である里山の景観を確保していくとともに、周辺の自然環境とのつながりに配慮しながら動植物の生息・生育環境を維持回復していく。
また、八王子市との連携のもと、NPO、企業、近隣住民の方々などの協力を得ながら保全活動を行なっていく。

指定時の植生

植生図
植生図凡例

番号植生名現況
[常緑広葉樹林]
3 シラカシ群集
 ケヤキ亜群集
斜面下部の小規模な崖地形に分布する。従来から樹林地が維持されてきたと考えられる。高木層はケヤキ・シラカシの大径木が優占し、林床は2~3mのアズマネザサが密生する。

[抽水植物群落]

11 カサスゲ群落 谷底面の水路と斜面裾の間に細長く分布する。カサスゲが優占する。
14-2 ヨシ群落 谷底面の湿地などの水辺環境の周辺に分布する。過去に水田として利用されていた区域である。刈取りが実施されているため、植生高は低い。ヨシ、セリ、ケキツネノボタンなどの湿生草本が優占する。

[夏緑広葉二次林]

17 ムクノキ-ミズキ群落 斜面下部の崖地形に分布する。高木層はミズキ・エノキが優占し、隣接する竹林からマダケが侵入して繁茂する。アズマネザサも密に混生する。谷底面に隣接する崖地にはタマアジサイなどの低木、オクマワラビなどのシダ類が生育する。
19 コナラ-クヌギ群集 斜面下部から尾根まで広くまとまって分布する。従来から二次林として維持されてきたところと考えられ、対象地域の西側に連なる同質の樹林と連続している。高木層はクヌギ・コナラの大径木が優占し、林床はアズマネザサが密生するが、ウグイスカグラ・アオキなどの低木も生育する。
[植林]
23-2 ニセアカシア群落 斜面上部にまとまって分布する。従来畑地として利用されていた場所で、放棄後にハリエンジュ(ニセアカシア)・アズマネザサが侵入・繁茂したと考えられる。高木層や亜高木層はハリエンジュ(ニセアカシア)が優占し、林床にはアズマネザサが密生する箇所が多いほか、アオキなどの低木が生育する箇所も見られた。
26 スギ・ヒノキ植林 斜面下部に小規模にまとまって分布する。従来から植林地が維持されてきたところと考えられる。高木層はスギ・ヒノキが優占し、林床はアズマネザサが密生しているところと、刈取りして開けているところがある。
[竹林]
28 モウソウチク
・マダケ林
斜面下部に分布する。従来竹林として維持されてきたが近年拡大していると考えられる。マダケや一部にタイワンマダケが優占して繁茂する。林床は暗く植物が少ない。
[二次草原
及び人工草地]
30 アズマネザサ群落 尾根から斜面中部にかけて、林縁部分や樹林地内に斑状に分布する。従来畑地として利用されていた場所で、放棄後にアズマネザサが侵入・繁茂したと考えられる。3~4mのアズマネザサが密生するため内部は暗く、チャノキ、ナガバジャノヒゲなどがわずかに生育するのみである。
 31  ススキ-チガヤ群落  谷底面の盛り土と区域の外縁部に分布する。刈取りが実施されているため、植生高は低い。谷底面の盛り土ではヤブカンゾウ、ハルジオン、ヨモギ、スイバ、区域の外縁部では刈り取られたアズマネザサなどが優占する。
[畑地雑草群落]
36
(a)
ヒメムカシヨモギ
-オオアレチノギク群落
斜面中部から尾根にかけてまとまって分布する。クリ、コナラなどの落葉樹が植栽されている。植栽樹は2~4m程度の幼齢木である。冬季は刈取りがされているため植生高は低いが、夏季は草本層が2mに達する。過去に不法耕作されていたためメマツヨイグサ、オオブタクサ、ハルジオン、スイバ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなどの畑地雑草が生育している。
36
(b)
オオブタクサ群落 谷底部の下流部分の比較的乾燥した部分にまとまって分布する。刈取りがされていため植生高は低いが、オオブタクサが密生している。
[畑地雑草群落]
38 クリ植林 斜面中部から下部にかけてまとまって分布する。クリを植栽した場所にミズキやコナラが侵入し、アズマネザサが繁茂したと考えられる。高木層はクリ、ミズキ、コナラなどが優占し、林床はアズマネザサが密生するところと刈取られてアズマネザサはまばらに生育するところがある。
[一年生雑草群落]
 44  メヒシバ-
エノコログサ群落
 谷底面の比較的乾燥した日当たりの良い場所に分布する。刈取りが実施されているため、植生高は低い。メヒシバ、エノコログサなどの一年生草本が優占する。
 [水田雑草群落]  
 46
(a)
 ミゾソバ群落 谷底面の湿地に分布する。過去に水田として利用されていた区域である。刈取りが実施されているため、植生高は低い。ミゾソバ、セリ、ケキツネノボタンなどの湿生草本が優占する。 
46
(b)
サヤヌカグサ群落 谷底面の湿地に分布する。過去に水田として利用されていた区域である。刈取りが実施されているため、植生高は低い。サヤヌカグサ、ケキツネノボタンなどの湿生草本が優占する。
[水田雑草群落]
46
(c)
コウヤワラビ群落 谷底面の日陰の湿地に分布する。過去に水田として利用されていた区域である。刈取りが実施されているため、植生高は低い。コウヤワラビ、ヒメシダなどの湿生草本が優占する。
 46
(d)
 ドクダミ群落  谷底面の湿地などに分布する。過去に水田として利用されていた区域である。刈取りが実施されているため、植生高は低い。ドクダミなどの草本が優占する。
 [その他土地利用]
74 開放水域 水路や池など、水面がある場所。

活用

都民の自然との触れ合いや緑地保全活動、環境学習などの場として活用する。
当区域が所在する八王子市と協議の上、積極的な利活用を図る。

その他

特定非営利法人自然環境アカデミーが保全活動を行っている。
活動内容:草刈り、外来種除去、伐採、竹林間伐など

東京グリーンシップ・アクション
企業・NPO等と行政が連携して、保全地域で自然環境保全活動を行っています。

メールマガジンはこちら

お問い合せ東京都環境局個人情報保護基本方針サイトポリシーリンク集

東京都|東京都のホームページへ

花と緑の東京募金

ECO-TOPプログラム