スーパーエコタウン事業成果等調査結果

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スーパーエコタウン事業の全体の総括として、先進的で信頼性の高い
廃棄物処理・リサイクル施設の実態を明らかにするため、2004年度から
2021年度までの事業成果、事業評価を行うとともに、事業実施に伴う
環境調査等を実施しました。

1.スーパーエコタウン事業の効果

① 都内の産廃中間処理の約12%を担う処理実績(2019年度)
2019年度の東京都全体の廃棄物の中間処理量※は1,159万tであり、このうち都内処理されたのは、631万tでした。スーパーエコタウンの都内発生分の処理量は78万tであり、産業廃棄物の都内処理の約12%の処理量を担っています。
※ ただし、上下水道事業汚泥を除く

② スーパーエコタウン内の相互連携による効率的で高度なリサイクルの実現
スーパーエコタウン事業全体では下図のように、効率的で高度な
リサイクルを実現しています。

③ 首都圏※の最終処分量に対して36~43%を削減
首都圏の最終処分量に対する削減量は、2019年度は81万tであり、
2021年度は67万tでした。
これは、2019年度の首都圏最終処分量187万tに対して、36~43%の
量に相当し、産業廃棄物の最終処分量の削減に貢献しています。
※ 首都圏とは、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、
神奈川県、山梨県をいう。187万tは首都圏最終処分場の最終処分量をさす。

 

2.スーパーエコタウン事業に関わる環境調査

(1)城南島地区の環境調査結果
安全で信頼性の高いリサイクル事業を行うため、全施設稼働後の2017~2018年度にかけて、スーパーエコタウン(城南島地区)の施設の集積に伴う環境調査を実施しました。

 

(2) 中央防波堤内側埋立地区の環境調査結果
中央防波堤内側埋立地区では環境影響評価の事後調査として大気汚染に関する調査が実施されました。PCB、ダイオキシン類、塩化水素、水銀、窒素酸化物、
浮遊粒子状物質(SPM)等について調査を行い、すべての項目において
基準値を満足しました。

★ さらに詳しい事業成果や事業実施に伴う環境調査等については、
「東京スーパーエコタウン 事業成果の概要」をご覧ください。

東京スーパーエコタウン 事業成果の概要

記事ID:021-001-20231206-008545