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秋川丘陵の歴史

都立秋川丘陵自然公園があるエリアは、太古の時代から豊かな水と自然に恵まれてきました。その様子は、縄文時代から古墳時代までの遺跡が多く発掘されたことからも確認できます。遺跡の規模は大きく、中には貴重な古代住居遺跡も含まれます。
都立秋川丘陵自然公園内には、歴史的文化的な資源も多くあります。例えば、1373年(応安6年)に創建された広徳寺は、東京都指定史跡です。こちらの寺の本堂裏にはタラヨウ、庫裏の北にはカヤの巨樹があり、どちらも東京都の天然記念物に指定されています。かつて、江戸幕府の繁栄によって木材や石炭を江戸へ運ぶ手段として多摩川が利用された記録が残っており、多摩川と共に地域が発展してきた歴史があります。

広徳寺

4月 さくら山祭り

小峰公園は、里に住む人たちが草刈りや倒木をするための共同の場所で、生活のために欠かせない場所でした。公園の尾根の桜は、里の住人たちがお花見を楽しむために、約80年前に植えられました。当時の時代の賑わいを再現するために、2010年から4月にさくら山祭りが開催されるようになりました。園内のふれあい広場を会場に、和芸や地元の子ども達の歌、里山クラフト体験などが行われ、飲食の販売や地元物産販売などの出店も並びます。見どころは、園内中央の桜尾根で、数百本のソメイヨシノやヤマザクラが織りなす桜のトンネルは必見です。

さくら山祭り

9月 正一位岩走神社例大祭

正一位岩走(しょういちいいわばしり)神社例大祭では、御祭神として稚日女尊(わかひるめのみこと)、手力男命(たぢからおのみこと)、棚機姫命(たなばた ひめのみこと)をまつっています。昼に渡御(とぎょ)した神輿の一団として、先頭を行く先祓い鉾4本、町内神輿12基のあとに、木遣り音頭に囃された獅子頭が2つ連なります。さらに、太鼓車や神社神輿、山車が2台、囃子車が4台が続いて、威勢のよい掛け声を響かせながら町内を巡行します。クライマックスは夕方で、夕闇の境内へと一団が練り込む宮入で祭りは最高潮を向えます。その頃になると、街道沿には万灯で彩られ、神社付近の屋台は黒山の人だかりになります。

正一位岩走神社例大祭の万灯と神輿

9月 阿伎留神社例大祭

阿伎留神社例大祭は、「五日市まつり」とも呼ばれる祭事で、全国でも珍しい巨大な神輿が見どころです。百貫(375kg)を超える六角神輿が、檜原街道沿いを練り歩く姿は大迫力のひと言です。担ぎ手は、下町、仲町、上町、栄町、東町の五町内の町民によって構成され、渡御が執り行われます。子ども神輿や各町内の囃子も祭に花を添え、街全体をあげての祭事が行われる3日間は、五日市の宿も活気に溢れます。獅子舞も必見の行事です。勇壮な舞で、神輿渡御の安全と無事を祈願します。

阿伎留神社例大祭の六角神輿

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このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。

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