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羽村草花丘陵の動植物

コゲラ

コゲラは、全長約15cmの日本最小のキツツキです。森だけでなく、公園などでも見られます。こげ茶色の背に白い点模様が多くあり、オスは耳羽の上あたりに赤色羽があります。「ギイー ギイー」と声を上げて鳴きます。冬は木の幹に穴をあけて巣食っている虫を、春~夏は木の葉についた虫を主食にします。また、木の実を食べることもあります。

コゲラ

ヤマガラ

ヤマガラは、尾が短く、全長が約14cmと小さい鳥です。背や翼の上面は灰色で、腹は全体的に褐色が広がり、頭は黒と白っぽい褐色に分かれています。広葉樹林の中でも常緑広葉樹林を好み、ヒナは昆虫類やその幼虫、木の実を食べます。エゴノキの実をたたく姿が可愛らしいことから、釣瓶引きやおみくじ引きなどをさせて見世物にしていた時代があります。「ビィービィービィー」と鼻に掛かった声を出して鳴きます。

ヤマガラ

キジバト

キジバトは、全長が約33cmで、俗称として「ヤマバト」と呼ばれています。ブドウ色の体に、ウロコのような模様の背中と青白黒の模様がある首が特徴です。街路樹などにも巣を作り、市街地でも多く見かけることができます。樹上に作られた巣を下から見ると、卵が透けて見えますが、卵には熱が伝わっているようです。「デデッポポー デデッポポー」と声を上げて鳴きます。

キジバト

ホタル

昭和30年代は、玉川上水の岸辺の木々に無数のホタルが群れていましたが、都市化が進むにつれて年々減少しています。そこで、福生ホタル研究会や羽村市蛍研究会が発足され、人工飼育のホタルを毎年放流しています。それぞれの研究会によって大切に育てられたゲンジボタルの他、ヘイケボタルが、毎年6月下旬に光を放ちながら飛翔して、幻想的な夜を演出します。

ホタル

大賀ハス

大賀ハスは、約2,000年以上前の時代の実から発芽・開花した古代のハスで、千葉の落合遺跡で発掘されました。ハスの権威でもある植物学者の大賀一郎博士が発芽育成を試み、大輪の花を咲かせたことから「大賀ハス」と名付けられました。羽村で唯一の水田で、羽村市農業後継者クラブによって育てられています。大賀ハスは、7月中旬~8月上旬にかけて、大輪の花を咲かせます。朝6時頃から花弁を広げ始め、昼過ぎには閉じてしまうため、8月に行われる観蓮会は朝6時30分~8時に開催されます。

大賀ハス

羽村橋のケヤキ

羽村橋のケヤキは、玉川上水に架かる羽村橋と奥多摩街道を隔てた大樹です。崖線からの豊かな湧水に育まれたケヤキは、樹枝全体が鞠状を成しており、幹の周囲は5.5m、高さは約24mと巨木です。樹齢は、400年とも600年とも伝えられています。1965年に、東京都の天然記念物に指定されました。
アクセス:JR羽村駅から徒歩約10分。

羽村橋のケヤキ

カワラノギク

カワラノギクは、一部水系の河原に自生するキク科の多年草で、昭和30~40年代に羽村の多摩川の河原に群生していました。かつては、河川中流域の氾濫原である砂礫地に自生していましたが、近年の水利開発によって環境が失われつつあり、絶滅危惧種に指定されました。現在は希少の植物として、本種を保全する活動が行われています。開花期は10~11月で、3~4cmの頭花が散房状または円錐状に開きます。

カワラノギク

お問い合わせ

このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。

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